大会シンポジウムへの思い

2018年04月12日

 第8回釧路大会(2018.7.15-16)現地実行委員会、大会シンポジウム企画者の戸田です。
 今大会のシンポジウムは、「専門職の少ない地域で『チーム学校』をどうつくるか」をテーマにしています。
 私は以前、拙著(『「特別な教育的ニーズ」をもつ子どもの支援ガイド』2015年)のあとがきに、このような文章を書きました。

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 筆者がスクールカウンセラーや巡回相談員として活動する釧路・根室教育局管内は、北海道の東部にあり、世界自然遺産・知床を含む自然豊かな地域です。広大な大地に小さな市街地と学校が点在しており、学校は小規模のものが多く、少子化の影響もあって統廃合が進められています。    

 児童相談所がカバーする地域はとても広く、釧路市にある児童相談所から管轄区域で最も遠い自治体までは片道160キロも離れており、職員が家庭訪問をするのも、子どもと保護者が児相を訪ねるのにも大変な苦労があります。

 この地域では、子どもの教育・福祉・医療にかかわる専門機関と専門職が限られているため、筆者はスクールカウンセラーや巡回相談員として学校を訪問しながら、その領域を大きく超えて支援を構築せざるを得ないケースも少なくありません。自らの「限界」を冷静に見極め、それを超える部分は他の専門職に引き継ぐことが大切と考えながら、引き継げる相手がいない状況ではそうも言っていられないのです...

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 北海道では、他の地域でも似たような状況にあるものと思います。
 今回のシンポジウムでは、釧路・根室で臨床をされている方たちに登壇いただいて議論を進め、「北海道での『チーム学校』(学校と専門職との協働)」を考えます。
 皆さんのご参加をお待ちしています。

 ★大会シンポジウム 15日(日)  13時40分~16時40分